今日11月1日は、上智大学、明治学院大学、聖学院大学、名古屋柳城短期大学、大阪キリスト教短期大学の創立記念日です。
上智大学(東京都千代田区)は日本初のカトリック系大学。日本に初めてキリスト教を伝えたとされるフランシスコ・ザビエルらによる修道会イエズス会が創設しました。イエズス会は世界各地に高等教育機関を作っていますが、その一つです。イエズス会に運営を託されたカトリック麹町教会(聖イグナチオ教会)が隣接しています。スクール・モットーは「他者のために、他者とともに」(Men and Women for Others, with Others)。
明治学院大学(東京都港区)は、米国長老教会のヘボン宣教師が1863年に創設した「ヘボン塾」を始まりとする日本最古のキリスト教主義学校(ミッション・スクール)。教育理念の「Do for Others(他者への貢献)」は、「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」(マタイ7:12)という聖句によるもので、創設者ヘボンが生涯貫いた精神でもあります。
聖学院大学(埼玉県上尾市)は、米国ディサイプルス派の宣教師ハーヴェイ・H・ガイが設立した聖学院神学校を前身としています。大学は1988年に設立され、昨年、創立30周年を迎えました。構内には日本基督教団・聖学院教会があります。「神を仰ぎ人に仕う(Love God and Serve His People)」というスクール・モットーは、「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい』。これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい』」(マタイ22:37~39)というイエス・キリストの言葉によります。
名古屋柳城短期大学(愛知県名古屋市)は、1898年、カナダ聖公会の宣教師マーガレット・ヤングによる保姆養成所を起源とする、東海地区でいちばん歴史ある保育者養成校です。建学の精神は「By Love Serve(愛をもって互いに仕えよ)」で、「愛によって互いに仕えなさい」(ガラテヤ5:13)という聖句に基づいています。
大阪キリスト教短期大学(大阪市)は、日本自由メソジスト教会の河辺貞吉(かわべ・ていきち)牧師が1905年に設立した神学校、大阪伝道学館が前身です。門を入るとチャペル様式の本館があり、付属幼稚園と保育園が同じ校地にあります。正面玄関の花壇には、建学の精神である「わたしは道であり、真理であり、いのちである」(ヨハネ14:6)と刻まれた記念碑が置かれています。