フェリス女学院大学の新学長に国際交流学部教授の荒井真氏が選任

 

フェリス女学院は10月24日、フェリス女学院大学の次期学長に荒井真(あらい・まこと)氏(国際交流学部教授)を理事会で選出した。現学長の秋岡陽(あきおか・よう)氏の任期満了に伴うもので、任期は来年4月1日から24年3月31日までの4年間。

(写真提供:フェリス女学院)

荒井氏は1964年、東京生まれ。88年に上智大学法学部法律学科を卒業した後、90年に同大大学院で前期博士課程を修了、94年に同大大学院博士課程単位取得満期退学。97年からフェリス女学院大学国際交流学部国際交流学科の専任講師となり、助教授を経て、2010年から教授。13年から18年まで同大副学長を務めた。日本基督教団の教会員。

専門分野は、比較法、ヨーロッパ法史、ヨーロッパ大学史。共著に『法の理論37』(成文堂)、『少しだけ「政治」を考えよう!──若者が変える社会』(松柏社)などがある。

フェリス女学院は1870(明治3)年、米国改革派教会の宣教師メアリー・E・キダーにより、日本初の近代的女子教育機関として開校した。「フェリス」という校名は、その5年後、横浜山手に校舎を新築した際、同教会外国伝道局総主事のフェリス父子の支援によったことを記念して「フェリス・セミナリー」と名づけられたことに由来する。教育モットーは「For Others(他者のために)」。

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