9月24日「神は、お示しになりました」

神はわたしに、どんな人をも清くない者とか、汚れている者とか言ってはならないと、お示しになリました。(使徒言行録10章28節)

昼の祈りの時、ペトロは一つの幻を見た。彼が思案に暮れていると、ローマの百卒長コルネリウスから使いが来て、集会で話しをしてほしいと招きを受けた。コルネリウスはユダヤ人が汚れた者とする異邦人であった。翌日、ペトロがヤッファからカイザリアに行くと、コルネリウスは親類や親しい友人を集めて待っていた。この場所に来て、ペトロは自分が見た幻の意味を悟り、今日の聖句を語った。また、ペトロはコルネリウスが神の導きで自分を招いたと知って、彼が聞いた天からの声は、「神は人を分け隔てなさらない」(34節)という真理の啓示であると悟った。ペトロはコルネリウスたちに主イエスのことを語り、「この方を信じる者はだれでもその名によって罪の赦(ゆる)しが受けられる」(43節)と言って、信仰に招いた。すると一同に聖霊が降り、人々は神を賛美し、バプテスマを受けた。キリストの福音は、ユダヤ人と異邦人を分け隔てる壁を取り壊した。

私たちは人を外見や経歴によって分け隔てする人間である。しかし、神は私たちを分け隔てなさらない。神はこの私をそのままで受け入れてくださった。この神の恵みに立ち続けることによって、私たちの差別意識は壊されてゆく。ペトロは天からの声によって神の真理を示されたが、私たちは聖書の言葉と無関係に幻や天からの声を語ってはならない。今日、聖書こそが神の真理を私たちに悟らせる天からの声である。ペトロが自分に示された神の真理を語ったように、私たちも教会の諸集会で、聖書の言葉から自分に示された神の真理を人々に語って分かち合いたい。

 






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