長嶋茂雄さんの訃報受け 立教大学総長が談話 「永久不滅のヒーロー」

 読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが肺炎のため都内の病院で死去したことを受けて、母校である立教大学の西原廉太総長は6月3日、「立教大学にとって永久不滅のヒーローです」との談話を発表して故人を偲んだ。長嶋さんは「ミスター」の愛称で親しまれ、プロ野球を国民的スポーツへと押し上げる上で大きく貢献した。89歳。

立教大学池袋キャンパスに設置されたモニュメントには、東京六大学野球やプロ野球で残した功績と共に、後輩へのメッセージとして「自分の持っているもの、そのすべてを出し切ったら、悔いのない一生になるはずです。そのために社会に出たら自分をどう表現したらいいのか。僕はそれを学ぶのが学生生活だと思います。自分を甘やかさないで、何事にも積極的に取り組んで、社会に出たら示すものをたくさん蓄えてください」との言葉が刻まれている。

談話の全文は以下の通り。


ご逝去の報に接し、驚きと深い悲しみに包まれております。長嶋茂雄さんの魂の平安と、残されたご家族、ご関係者の上に限りない慰めがありますように、心からお祈り申し上げます。

長嶋茂雄さんは、立教大学野球部から東京六大学野球のスターとなり、読売巨人軍でのご活躍を経て、日本のプロ野球界の至宝として尊敬を集められました。

戦争の焼け跡から高度経済成長を遂げた日本の発展を象徴するシンボル的存在であり、立教大学の池袋キャンパスには「長嶋茂雄氏顕彰モニュメント」を設置しています。

長嶋茂雄さんは、立教大学にとって永久不滅のヒーローです。

2025年6月3日
立教大学総長 西原廉太

文部科学省ホームページ, CC 表示 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=112432025による

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