ハンガーゼロ、トルコ地震緊急支援チーム現地で活動中 生活支援キットや家族用テントを提供

2月6日、トルコ南部で発生した大地震とその余震により、トルコ南東部及びシリア北西部において多数の死傷者が報告されている。こうした事態に対し、ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構理事長:清家弘久)は3月20日、トルコ地震緊急支援チームのスタッフ、近藤高史氏と申玉澈(シン・オクチョル)氏および同行者を含む計3人を現地に派遣した。今回、支援活動に入った現地の状況が報告された。

日本を出発した近藤氏ら一行は、22日、トルコのハタイ県アンタキア南部ハルビエの公園に設置された避難テント村に入り、活動中の韓国国際飢餓対策機構(KFHI)の救急チームに合流した。同テント村では近隣住民約1500人が避難生活を続けており、子どものためのテント教室も開校されている。

KFHIとの打ち合わせ。(写真提供:ハンガーゼロ)

KFHIは同テント村内に3つの拠点を確保して、被災者に食料や生活必需品の配布を実施している。また、テント村から少し離れたところで自宅避難している被災者や高齢者のために、週2回のペースで生活支援キットの配布も行っており、現地入りしたハンガーゼロ緊急チームはこの活動に加わった。

家々を訪問し救援物資を手渡しするスタッフ。(写真提供:ハンガーゼロ)

ハンガーゼロ緊急支援チームは翌23日、イスケンデルンに移動し、地元の支援グループとともにドルトヨル村のクルド人難民被災者のために用意した家族用テントの設置を行った。

テントの設営。(写真提供:ハンガーゼロ)

地元の支援グループによると、クルド難民は、政治、宗教を理由に政府からの支援もなく、今回の地震で一層困難な生活を強いられているという。なおこのテントの設置は、トルコ南部でシリア国境近くのサマンダーでも行います。今回設置する家族用テントは100張りを予定している。緊急支援チームは3月末まで現地で活動し、4月3日に帰国する予定だ。

避難者と設営したテントの前で。(写真提供:ハンガーゼロ)

ハンガーゼロでは「2023年トルコ地震/緊急募金」とし、引き続き募金も受け付けている。

【緊急募金の送金方法】
●緊急募金は、郵便振替又はウエブサイトから直接クレジットカード決済が利用可能。
※クレジットカード又はコンビニでの決済
●郵便振替 00170-9-68590 日本国際飢餓対策機構
※記入欄に必ず「2023年トルコ地震」と明記
問い合わせは、ハンガーゼロ・広報(大阪府八尾市弓削町3-74-1、℡072・920・2225)まで。

ハンガーゼロ は、非営利の民間海外協力団体(NGO)として、1981年以来、世界の貧困・飢餓問題の解決のために、自立開発協力、教育支援、緊急支援、海外スタッフ派遣などを続けている。

 






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