新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンライン（遠隔）授業を続けてきたキリスト教主義大学（カトリック）が新年度の授業方針を公表。それによると多くが、感染防止を徹底させながら対面中心への授業に戻すことを決めているが、対面授業による感染リスクの懸念もあり、遠隔授業も引き続き活用していく方向だ。また、一部の学生が外部からZoomを用いてライブで参加する授業「ハイフレックス」を取り入れるなど、オンラインの長所を生かした新しい授業形式も現れている。
２６日現在、各校の授業方針は次のとおり。
【北海道・東北】
▼藤女子大学（ハンス・ユーゲン・マルクス学長、札幌市）
制限レベル「２」、対面授業を中心に実施。レベル「３」になった場合には、非対面授業へ移行し、移行した状態を継続する。
◯２０２１年度授業実施の基本方針について（３月３日）https://www.fujijoshi.ac.jp/newstopics/general/juyo/5218
▼天使大学（田端邦治学長、札幌市）
授業は、基本的に「遠隔授業」と「対面授業」を併用して実施する。
◯２０２１年度前期授業実施方針について（１月２０日）https://www.tenshi.ac.jp/news/342/
▼仙台白百合女子大学（矢口洋生学長、仙台市）
対面授業を基本とし、教室の収容人数を制限するため一部の授業は遠隔授業。
◯次年度の授業実施方針」について（３月１日）
【関東】
▼上智大学（曄佳明学長、東京都千代田区）
対面を多く取り入れつつ、大人数科目をオンデマンド授業として開講するほか、学部・学科の特性、健康上の事情などを考慮し、オンライン形式を併用。ハイフレックス授業も取り入れる。
◯学長メッセージ「２０２１年度の授業実施に向けて」（２月２０日）
▼聖心女子大学（髙祖敏明学長、東京都港区）
多くを対面・一部対面授業にて実施し、原則登校して授業を受講。
◯２０２１年度の授業形式について（３月12日更新）
▼清泉女子大学 （佐伯孝弘学長、東京都品川区）
原則として、教室での対面授業を行う。ただし、緊急事態宣言が東京都に発出されている期間中は、「実技・実験・実習」を除く科目はオンラインで授業を行う。
◯２０２１年度前期の授業に関するガイドライン（２月２８日）
▼白百合女子大学（髙山貞美学長、東京都調布市）
◯新型コロナウイルス感染症への本学の対応について（まとめ）（３月２６日）
Campus （写真：Yuri1965yuri）
▼東京純心大学（青木治人学長、東京都八王子市）
◯新型コロナウイルス感染症に関する本学の取り組み（１月１２日）
【中部】
▼清泉女学院大学・短期大学（山内宏太朗学長、長野市）
感染防止に最大限配慮をしたうえで対面授業を実施。
◯２０２１年度における授業の実施方針について（３月４日）
▼南山大学（ロバート・キサラ学長、名古屋市）
受講者１００人以上の講義を除いて、授業は原則として対面で実施。
◯２０２１年度の授業形態について（２月２４日）
【関西】
▼神戸海星女子学院大（小野礼子学長、神戸市）
制限レベル「２」、一部遠隔授業を実施しながら、対面による授業を実施。
◯新型コロナウイルス感染症に関する特設ページ（２月５日）
▼京都ノートルダム女子大学（中村久美学長、京都市）
対面による通常授業実施を基本とし、授業によっては、オンラインと対面を組み合わせたブレンド型授業を行う。
◯２０２１年度の授業実施について（３月１５日）
京都市左京区下鴨 学校法人ノートルダム女学院の京都ノートルダム女子大学ユニソン会館 下鴨本通を挟んで撮影（Atelier Verde）
▼和歌山信愛大学（森田登志子学長、和歌山市）
◯【まとめ】新型コロナウイルス感染症への対応について（３月７日）
【中国】
▼ノートルダム清心女子大学（原田豊己学長、岡山市）
◯新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ
▼エリザベト音楽大学（川野祐二学長、広島市）
◯新型コロナウイルス感染症に関する本学の対応について
【四国】
▼聖カタリナ大学（ホビノ・サンミゲル学長、愛媛県松山市）
◯【まとめ】新型コロナウイルス感染症への対応について
【九州】
▼聖マリア学院大学（井手三郎学長、福岡県久留米市）
◯２０２１年度「入学式」について（３月２３日）
▼長崎純心大学（片岡瑠美子学長、長崎市）
◯新型コロナウイルス感染症への対応（まとめ）（１月１５日）
