NCC 韓国基督教教会協議会(NCCK)の祈祷会に連帯表明

日本キリスト教協議会(NCCJ、吉髙叶議長、大嶋果織総幹事)は12月6日、韓国基督教教会協議会(NCCK)からの続報を受け、7日13時からNCCK前で始まる祈祷会、15時からの大規模市民集会に連帯し、「韓国のキリスト者の祈りに心を合わせ」るよう呼びかけた。以下、NCCのフェイスブックより。


NCCKからの続報

現在、私たちは韓国の歴史上非常に重大な時期を迎えている。1万人の牧師がユン大統領の弾劾を求める嘆願書に署名しNCCK声明後の記者会見で尹大統領の辞任を求める緊急声明が公表された。NCCK加盟教会である韓国メソジスト教会(KMC)、韓国聖公会(ACK)、大韓民国長老教会(PROK)、韓国長老教会(PCK)も今週、緊急声明を発表した。

明日、国会議員がユン大統領の弾劾を採決する中、NCCKとより広範なキリスト教ネットワークが共催するエキュメニカルコミュニティ全体が緊急の徹夜祈祷会を13:00(ソウル)にNCCKビル前で始める。15:00からは国会前で大規模な集会が、市民コミュニティと信仰に基づくコミュニティが主催して開催される。二度目の戒厳令発令の可能性も懸念されており、私たちはこの重大な瞬間を慎重に迎えている。

みなさんからの支援のメッセージは、この困難な時期にある韓国のキリスト教徒と地域社会の決意を大いに強めることになる。

NCCJから「民主主義と平和、正義の実現を求める韓国キリスト者エキュメニカル共同体へのさらなる連帯表明」

親愛なる韓国のキリスト者のみなさま

3日夜に「非常戒厳」を宣布し、翌日早朝国会決議の結果、それを解除したユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の弾劾を求める議案の採決が明日7日に予定されています。民主主義の根幹を揺るがした大統領の弾劾を求める嘆願書に署名した1万人の牧師たち、また、大統領に対する非難と抗議の緊急声明を次々に発表した韓国教会協議会(NCCK)ならびに加盟教会、そしてより広範なキリスト者エキュメニカル共同体の真摯かつ迅速な動きにわたしたちは衷心より敬意を表し、再度連帯を表明します。そして、7日13時からNCCK前で開催される祈祷会に祈りを合わせるよう、また、15時から国会前で開かれる大規模な市民集会のために祈るよう、日本のキリスト者に呼びかけます。

NCCKは韓国が日本の植民地下にあった1924年の創立時から、権力者の側ではなく民衆の側に立って正義と平和と民主主義を求めて闘ってこられました。その歩みはわたしたち日本のキリスト者に自らの歴史に対する悔い改めを促すものです。同じように、この度のみなさまの行動は、民主主義、平和、そして正義が脅かされる時、何をするべきなのかをわたしたちに示してくれています。この緊迫した時にあたって、神から与えられた預言者的使命を果たそうと全力を尽くしておられるみなさまとわたしたちは共にあります。みなさまの上に聖霊の力が滝のように注がれますように。

「公正を水のように/正義を大河のように/尽きることなく流れさせよ」(アモス5:24)

2024年12月6日

日本キリスト教協議会
議 長 吉髙 叶
総幹事 大嶋果織

韓国「戒厳令」から一夜明け NCCが韓国基督教教会協議会(NCCK)へ連帯を表明 2024年12月4日

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