ガザ停戦を求めて メノナイトが11日間の平和行進

メノナイト派キリスト教徒のグループが7月28日、米ホワイトハウス前に集結し、ガザでの停戦を求める祈りを捧げた。このグループは首都ワシントンDCから約217キロ離れたヴァージニア州ハリスバーグを11日前に出発し、平和を求める行進をしながらホワイトハウスまでたどり着いた。「レリジョン・ニュース・サービス」が報じた。

この行進は「すべての神の子たちによる停戦を求める行進」と題され、企画したのはイースタン・メノナイト大学の学生エイダン・ヨーダー氏。2023年夏に大学の文化交流プログラムでパレスチナ西岸地区を訪れて以来、同地域の情勢に関心をもってきた。

同行進の参加者はハリスバーグを出発した時点ではヨーダー氏を含めわずか15人。しかしその後の行程で参加者が増え、ホワイトハウスに着くころには10倍近い人数に。参加者には北米の合計40ほどの異なる教会に属するメノナイト信徒が含まれ、その他にカトリック、ユダヤ教徒、ルター派、南部バプテスト派、その他の福音派教団の参加者も加わっているという。

メノナイトは16世紀にヨーロッパで創始されたプロテスタントの一派で、非暴力や平和主義を強調することで知られる。昨年10月以降のイスラエルとハマスの戦争に関しても既に様々な平和活動を展開してきた。今年1月には米国会議事堂でガザ停戦を求める抗議運動を行った130人のメノナイトが逮捕される事件も起きている。

(翻訳協力=木村 智)

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