3月22日「『祈り』とは『ライオンの巣穴』に入り込むこと

牧師たちが日常的に晒(さら)される不愉快な出来事の一つは、大勢の人々が会合や会食のために集っている時に、「牧師さん、ちよっとお祈りをお願いできませんか?」という求めを受けることだ。そのような時に、牧師が(ウィリアム・マクナマラが思い描いたように)次のような言葉でその求めを断ることが起こったとしたら、その場は一体どうなるだろうか。「だめです! ちょっとお祈りなどという祈りはありません! 祈りというのは人間がライオンの巣穴に入り込む行為であって、わたしたちが神聖な場の御前に引き出され、生きて帰れるか、正気で帰れるかが分からない出来事である。『生ける神の手に落ちるのは、恐ろしいことです。』(ヘブライ人への手紙10章31節)」と聖書に書いてある。

聖なるものに向かって軽薄な言葉をきくな。冷やかしとふざけたことは神に敬意を表さない。聖なる秘儀をスローガンに矮小化(わいしょうか)するな。関係性を高めようとしている中で、可愛いだけで、神への冒瀆(ぼうとく)を招いてしまう。
―― マタイによる福音書7章7節

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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