キリスト教書総目録刊行会発行の「キリスト教書総目録No.3・一九九二年版」に、世界基督教統一神霊協会(統一協会)系の出版社、光言社の書籍が掲載されていることが明らかとなり、同刊行会は、目録回収の方向で動き始めた。統一協会に対しては、日本キリスト教協議会(NCC)、日本カトリック教会司教協議会、日本福音連盟、日本基督教団など、日本のキリスト教界の大勢は「統一協会をキリスト教と見なすことはできない」と声明などで見解を発表しており、キリスト教書と銘打った目録の中に統一協会系の書籍が掲載されたことは「及ぼす悪影響の大きさを恐れる」と統一協会問題と取り組むキリスト者グループなどから、刊行会へ抗議が寄せられている。
キリスト教書総目録刊行会は、キリスト教書店及び出版社が、
「No.2」までは統一協会系出版社の書籍は掲載されなかつたが、昨年十二月十日に発行された「No.3」に、光言社の書籍が掲載された経緯について、刊行会関係者は、編集実務に当たっている東販筋の説明として、光言社と東販とは取引があり、
刊行会関係者の話では、「揭載経緯の事情は事情として、
問題となった図書目錄の発行部数は二万。回収の費用もかなりの額にのぼり、
回収と経緯公表求める
日基教団原理問題連絡会など
日本基督教団統一原理問題連絡会(桑原重夫代表世話人)、
「この目録の果たす役割からして、
なお抗議、要請書には、