アメリカの野球選手たちが、毎年行われるLGBTプライド・ナイトのためにカスタマイズされたユニフォームを着用することを拒否した。この祭典が自身のキリスト教信仰と相反すると主張したため。「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。
タンパベイ・レイズは6月4日、トロピカーナ・フィールドで行われたシカゴ・ホワイトソックスとの同チームのホームゲームで、LGBTプライド・ナイトを開催した。これは、プライド月間にメジャーリーグベースボール(MLB)のチームが主催するいくつかのイベントのうちの一つ。
ジェイソン・アダム投手、ジャレン・ビークス投手、ブルックス・レイリー投手、ジェフリー・スプリングス投手、ライアン・トンプソン投手は、LGBTのロゴを身につけては参加しなかった。アダム投手は、球団関係者から選ばれた、(LGBTのロゴを身に着けないことを選択した)選手たちの代弁者として、主に宗教的信念の問題であり、LGBTQ+コミュニティの人たちの「行動」を推奨したくないからだと語った。
タンパベイ・タイムズ紙によると、アダム投手は次のように語る。「その多くは信仰に起因するものであり、信仰に基づいた決断のようなものだ」「一方的な判断をしているわけではない。見下しているわけでもない」「それはちょうど私たちが善のために、神が私たちに、(それを)保留するのではなく生きるよう奨励したライフスタイルを信じるものである」「しかし繰り返すが、私たちは彼らを愛し、気にかけている」「彼らがここで安全に感じ、歓迎されることを望んでいる」
タンパプライドのウェブサイトでは、土曜日の試合のチケット販売各10ドル(7.94ポンド)のうち5ドル(3.97ポンド)が、LGBT擁護団体に寄付された。
(翻訳協力=中山信之)
Today, we wear our #Pride on our sleeves pic.twitter.com/bcOLJNhx6Y
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) June 4, 2022