EU、新たな制裁案でロシア正教会キリル総主教を標的に

Dušan CvetanovićによるPixabayからの画像

欧州委員会がロシア正教会のキリル総主教の資産凍結を提案していると、外交官が4月20日に明らかにした。「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。

総主教は、EUが「ウクライナを支援している」と非難した数百人の軍人や実業家を含むブラックリストの草案に加えられることになった。資産凍結と渡航禁止を伴うこの制裁措置は、採択されるためにEU諸国の賛同が必要。

EUの外交官は今週会合を開き、石油の禁輸やロシアの銀行に対する規制など、欧州委員会が水曜日に提案した幅広い制裁措置の一部について話し合う予定だ。

水曜日に行われたEU特使の初会合は、主にロシアの石油に対するEUの輸送サービスの禁止など、石油の禁輸や他の石油関連の措置に対する一部の国の批判により、合意に至らずに終わったと関係者は述べている。

これに先立ちロシア正教会は、クレムリンの「侍者」にならないよう総主教を促した教皇フランシスコを非難し、バチカンに対し、そうした発言は教会間の対話に支障をきたすと述べた。

(翻訳協力=中山信之)

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