エルサレムから始めて、あなたがたはこれらのことの証人となる。
ルカ24章47ー48節(参考箇所同書24章44ー49節)
弟子たちは、主イエスと生活を共にし、その教えに接し、十字架の時にも復活の出来事にも与ることが許された人たちです。彼らは救い主に関わるすべてのことを見聞きし、その意味を明らかに知る者とされたのでした。
彼らは偉大なる教師の弟子、その教えの信奉者である以上に、主イエスがこの地上で起こされた出来事の目撃者であり、かつその証人としての役目を持つ者とされました。その役目を通して果たすべき責任は、主は単なる宗教的指導者、教師以上のお方であって、主は神から遣わされたお方であることを明らかにすることでした。神が何をこの地上になし、何を求めておいでになるのかが、主のわざと出来事によって示されます。弟子たちはそれらを見聞きし、その意味を知る者として、全世界が知らない真実を世界に伝える証人となるべく、主に従った人たちです。
その役目はわたしたちにも継承され、わたしたちもまた主のわざと出来事の証人とされます。わたしたちも、証人として主の弟子であることが許されています。