5月19日はボクシングの日

 

今日5月19日はボクシングの日。1952年5月19日、世界フライ級タイトルマッチが行われ、挑戦者だった白井義男が判定勝ちで日本初のボクシングのチャンピオンになったことにちなみます。

(写真: Mohammad Hasanzadeh / Tasnimnews)

私は、やみくもに走ったりしないし、空を打つような拳闘もしません。むしろ、自分の体を打ち叩いて従わせます。他の人に宣教しておきながら、自分のほうが失格者とならないためです。(1コリント9:26~27)

「拳闘」は原語のギリシア語で「πυκτεύω」(プクテヨー)で、ボクシングをすること。「打ち叩いて」は「ὑπωπιάζω」(フポピアゾ)で、痣(あざ)ができるように打つこと。

モハメド・アリのボクシングは「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と言われましたが、パウロも聖書の言葉が相手の心にストンと落ちるよう、キリストの弟子であると誰もが認めるような振る舞いに心を砕いていたんですね。「これがクリスチャン? 牧師?」という人が増えた昨今、耳の痛い言葉です。

ちなみに、12月26日もボクシング・デー。といっても、こちらはクリスマス・プレゼントの箱(ボックス)を開けるという意味です。貧しい人たちへの寄付を教会で募って、そのプレゼントを箱に詰めました。

雑賀 信行

雑賀 信行

カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。

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