今日8月20日はNHK創立記念日。1926年のこの日、社団法人・日本放送協会(NHK、NIPPON HOSO KYOKAIの頭文字)が設立されました。現在は放送法に基づく特殊法人です(1950年設立)。当時はラジオでしたが、53年からテレビの放送が始まりました。
7月の参院選で「NHKから国民を守る党」は、「NHKをぶっ壊す」をキャッチフレーズにして全国比例で党首の立花孝志氏が当選し、また政党要件も満たしました。その支持率は、19日に発表された共同通信の世論調査によると、7月の前回調査から0・3ポイント増の1・3%。NHKの受信料を払った人だけが視聴できる「放送のスクランブル化」を政策としたワン・イシュー政党です。
Eテレでは毎週日曜日午前5時から「こころの時代」(再放送は毎週土曜午後1時から)、ラジオ第2では毎週日曜午前8時半から「宗教の時間」(再放送は毎週翌週日曜午後6時半から)が放送されています。
「こころの時代」には25日、「外国人収容者と共にありて」と題して、牧師の柚之原寛史(ゆのはら・ひろし)さんが出演します(初回放送は2018年9月30日)。2004年にJTJ宣教神学校を卒業し、現在、国際ペンテコスタル・ホーリネス教会・長崎インターナショナル教会(長崎県大村市)を牧会しています。柚之原さんは2005年から13年間、長崎県大村入国管理センターに収容され、難民認定を待っている外国人のべ3800人と面会を続けてきました。
「宗教の時間」では、立教大学教授の廣石望(ひろいし・のぞむ)さんによる「新約聖書のイエス──福音書を読む」(全12回)が放送されています。マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ福音書にそれぞれ描かれたイエスの姿から、実在した歴史上のイエスがどのような存在で、どんなプロセスを経て「救世主」や「神の子」と信じられるに至ったかを探っていくという内容です。18日には第5回「イエスの『神の王国』」(午後6時半から、ホームページからも聞くことができる)、9月8日には第6回「イエスの奇跡」(午前8時半から)。これは教会で伝統的に信じられているキリストとは違う学問的研究であり、確かな正統的信仰がないと混乱するおそれがあります。