今日12月23日は東京タワー完工の日。
1958年のこの日、東京・芝公園に東京タワー(正式名称は日本電波塔)が竣工し、完工式が行われました。東京のシンボルであり、観光名所でもあります。昨年が開業60周年でした。
「パリのエッフェル塔(高さ300m)を超える世界最大の塔を造ろう」ということで、高さ333mの塔を完成させ、当時、世界一の高さの建造物となりました。現在でも、東京スカイツリーに次ぐ日本で2番目に高い建造物です。
ちなみに、1647~1874年まで世界で最も高い建築物は、フランスのストラスブール大聖堂(高さ142m)でした。ドイツ・ハンブルクの聖ニコライ教会(高さ147m)に追い抜かれると、次々に高さを競うようになり、その2年後にはフランスのルーアン大聖堂(151m)、そしてさらに4年後の80年にはドイツのケルン大聖堂が完成して157mとなりました。しかし、パリ万博に合わせて89年に完成したエッフェル塔はその倍近い高さだったため、当時としては衝撃的でした。
ところで、構想だけに終わりましたが、バブル期に立案された「東京バベルタワー」は、高さ1万メートルで、3000万人が住むことが考えられていました。旧約聖書創世記に出てくる「バベルの塔」のように天まで達する高さへの願いから命名されています。
「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう」(創世11:1)