聖学院大学(埼玉県上尾市、学長:清水正之 )は、昨年5月よりオンラインで行ってきた「全学礼拝」をアーカイブ化し、誰でも視聴できるよう聖学院キリスト教センターのフェイスブックで配信している。
「全学礼拝」は、同大が毎週火曜日から金曜日まで、全学生・教職員を対象に行っている礼拝。昨年5月からは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、チャペルに集まることができず、オンラインによる礼拝を実施してきた。これまでの礼拝動画は、聖学院キリスト教センタ―が開設したフェイスブックにアーカイブ化して保存し、順次配信している。
また先般、「オンライン全学礼拝を振り返って」と題し、教職員による「全学礼拝懇談会」が開催された。これは、「全学礼拝」でメッセージ を担当するチャプレンや教職員が集い、礼拝およびその他のキリスト教諸活動について、祈りと課題を共有するもので毎年開催されている。47回目となる今回は、コロナ禍におけるオンライン礼拝の具体的な取り組みや課題について振り返った。
同大は、米国ディサイプルス派のハーヴェイ・H・ガイ博士が、1903年に東京・本郷森川町に設立した聖学院神学校を前身とするミッションスクール。キリスト教精神に基づいた人格教育に力を入れ、「神を仰ぎ 人に仕う」をスクール・モットーとする。「全学礼拝」は、同大で学ぶ学生、教職員がこの理念を思い起こし精神的に醸成する場となっている。「神を仰ぐ」とはすなわち礼拝することであり、キリスト教に基づいた教育活動を実践する同大において「全学礼拝」は、最も重要な営みの一つとして位置づけられている。
聖学院キリスト教センターは、大学チャペルのカリヨン塔下に位置し、キリスト教に関する法人全体の連携や大学内のキリスト教諸行事の準備や運営、またキリスト教教育全般の支援などを行う。「全学礼拝」の配信は、こちら 〈2020年度春学期、2020年度秋学期〉から。