今日9月11日は米同時多発テロ事件が起きた日です。2001年のこの日、旅客機4機が国際テロ組織「アルカイダ」のメンバーらにハイジャックされました。2機がニューヨークの世界貿易センタービルのツインタワーに突っ込み、1機が国防総省本庁舎(ペンタゴン)に激突、もう1機はペンシルベニア州で墜落し、日本人24人を含む計約3000人が死亡しました。
この惨劇直後、米国聖書協会は、命がけで救助に当たる警察官や消防隊員に聖書分冊を届けました。「危機による緊張感の高まる中で、それはまるで金や銀のように価値あるものでした」と、ニューヨーク警察巡査のカルロス・アビルスさんは語ります。また、多くの警察官と消防士がこの事件を通して神の支配を学び始めたといいます。
事件以来、聖書を読んでそこに安らぎと静けさを見いだすニューヨーカーが増えている。聖書が彼らを恐怖から救っている。彼らは神にしっかりしがみつき、徐々に神を知るようになってきている。単に神のみならず、イエスがこの嵐の海における錨(いかり)であることを聖書は彼らに教えてくれる。
「嵐の後、私たちは命の尊さを知りました。以前、私たちは貪欲でしたが、今は『あなたのために私は何ができますか。上着が必要ですか。これを差し上げましょう』というように変えられてきています。神の愛があらゆるところへ流れています。すべての愛の源は神なのです」(米国聖書協会「ワールド・レポート」2001年12月号)