今日8月7日はアベベの誕生日。エチオピア出身のマラソン選手で、エチオピア正教会の信徒です。
1964年の東京オリンピックのマラソンで、後続の選手に4分以上の差をつけ、史上初めてマラソンで2連覇を果たしました。アベベの代名詞ともいえる「はだしの英雄」は、60年のローマ大会でアッピア街道の石畳をはだしで走ったことに由来します。
エチオピアの高官がフィリポ(十二使徒ではなく、信徒の世話をするために7人が選ばれた時の一人)から伝道され、洗礼を受けたことが聖書には記されています(使徒8:26~40)。このように、エチオピアには古くからキリスト教が伝えられ、エチオピア帝国時代(1270〜1974年)は国教とされました。エチオピア正教では、エチオピア帝国建国の祖を、ソロモンとシェバの女王の間に生まれたメネリク1世としています。
アベベは、東京オリンピックの5年後に交通事故を起こして下半身不随となり、さらにその4年後には脳出血により41歳でその生涯を閉じます。しかし、最後までスポーツに関わり続け、天国の金メダルを目指しました。
なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです。(フィリピ3:13~14)