「攻撃と報復の停止を願うキリスト者有志」 意見表明を補足

 クリスチャン政治家のネットワーク「オリーブの会」会長である柴橋正直岐阜市長による「ハマスのイスラエルに対するテロ攻撃に関する声明」について、2月19日に意見表明を行った「攻撃と報復の停止を願うキリスト者有志」の呼びかけ人は2月24日、意見表明についての補足を発表した。

 冒頭には、「この意見表明は『攻撃と報復の停止を願うキリスト者有志』という名前のとおり、イスラム組織ハマスからイスラエルへ行われている攻撃も、イスラエルからガザ地区へ行われている報復も、両者の子どもたちを含む、多くの市民を巻き込むものであり、一刻も早く、戦争を停止してほしいという願いを込めた意思表示です」と追記されたほか、クリスチャン以外からの要望も受け、「他の宗教を信じる方や、特定の宗教を信じていない方も、キリスト教関係者と分けて、賛同人へ加われるように」修正したことを明らかにした。

 現在、意見表明の賛同人には日本基督教団をはじめ、日本聖公会、日本ホーリネス教団、日本同盟基督教団、日本バプテスト同盟、日本キリスト改革派教会、カンバーランド長老キリスト教会、新生キリスト教会連合、カトリック、日本ハリストス正教会、単立教会などの信徒や牧師、神学部教授、キリスト教主義学校の教員ら約140人が加わっている。

 キリスト教関係者以外の賛同人には、真宗大谷派、浄土真宗本願寺派の門徒、衆徒、住職に加え、宗教を信仰していない学生や社会人なども加わっている。

 「今回の意見表明に、ハマスのテロ攻撃に対する非難や、攻撃によって被害を受けたイスラエルの方々に寄り添う言葉が明記されなかったことで、『それが無条件にハマスを支持しているという印象になったら残念だ』」との意見も受け、「改めて『どちらの攻撃も報復も支持しない』という態度と『どちらの被害者にも、慰めと回復がもたらされるように願っている』こと」が明言された。

 有志の会は、2月20日に開設したnoteアカウント(https://note.com/seek_peaceを通じ、引き続き賛同を呼び掛けている。

キリスト者有志 柴橋正直岐阜市長・オリーブの会会長の「イスラエル支持」声明に異議 2024年2月19日

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