仏カトリック教会 司教の性加害疑惑を公表

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フランス司教協議会は11月7日、過去に性加害に及んだり、虐待事件の報告を怠ったりした疑いが持たれている同国の現・元司教が11人に上ることを明らかにした。うち1人は現枢機卿で、30年以上前に未成年者を暴行したと告白したという。AFP=時事通信が報じた。

11人はいずれも、刑事訴追や教会による懲戒処分の対象となる。元司教6人はすでに仏当局や教会の司法機関により訴追されており、うち1人はその後死亡したという。

司教協議会の会長を務める北東部ランスのエリック・ドムーランボーフォール大司教は記者会見で、長年にわたりボルドーの司教を務め2016年に教皇フランシスコによって枢機卿に任命されたジャンピエール・リカール枢機卿(78)の書簡を公表した。リカール枢機卿はその中で「私は司祭だった35年前、14歳の少女に対し非難されるべき行動をとった」と認めた。

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