有名タレントの「集団結婚式」
会見に臨んだのは東北、関東、北陸、
このうち大学入学時に原理研究会に入会した男性(三五)は、
また高校生時代に親類を通して誘われた女性(二九)は、壺や多宝塔、
また、集団結婚について、女性(二九)は「祝福(集団結婚式)を通してしか救われないと言われ、希望も言えなかった」とし、
今回の有名タレントの集団結婚式参加について男性(三五)は、「
最後に一連のマスコミ報道について女性(二七)は、「
「人間性への犯罪」
浅見氏、統一協会の「犯罪性」指摘
記者会見に続いて、日本基督教団統一原理問題連絡会、
まず、
次に集団結婚について浅見氏は、①
そのうえで浅見氏は、「問題は統一協会の犯罪性であり、三女王(
また統一協会からの「救出活動」に取り組んでいる川崎経子氏(日基教団谷村教会牧師)は参加した親らを「
最後に採択したアピールでは、「
アピールの全文は以下の通り。
マスコミ各社へのアピール
新体操の元全日本チャンピオンである山崎浩子氏が、世界基督教統一神霊協会の主催する、いわゆる「集団結婚式」に参加するという事実が判明して以来、マスコミ各社の報道振りは、その実態を克明に知る我々からみれば、まったくの一面的報道内容であると言わざるを得ません。一部の報道を除いて、文字通り「合同結婚式」礼賛と興味本位の詮索(せんさく)に終始しています。反社会的行為を繰り返し、霊感商法や詐欺的伝道のために多くの被害者を生み出してきている統一協会の実態を伝えることなく、誤ったイメージを宣伝することにもなっています。しかし、今回の一連の報道の偏向は、統一協会が意図的に都合のよい情報のみをリークし、マスコミを操作しているととられかねないものです。
このような、偏った報道が今後も続けられていくとすれば、何も知らない青年男女の中にいたずらに幻想を振りまき、新たな犠牲者の増大を招くことは必至です。同時に、統一協会が行っている「霊感商法」や「インチキ募金」・詐欺的伝道などの犯罪行為を助長する風潮を醸成することになりかねません。更に、マスコミ各社が統一協会の情報宣伝活動に利用されているとすれば、それは、ジャーナリズム本来の公共的使命や報道倫理から逸脱し、さらには、反社会的集団である統一協会の犯罪的行為に間接的に手を貸すことになります。
我々は、元信者やその家族の悲痛な叫びを聞いて、これを座視しがたく、統一協会およびその系列下の企業群で働く若者達の非人間的な活動状況や労働実態を怒りを込めて告発しつづけています。マスコミ各社が、こうした統一協会の実態を報道されることを願ってやみません。言論・報道の自由の名において、今後とも偏った報道が継続されれば、「宗教」の名による重大な社会的混乱が拡大することを憂慮し、ここに要請するものです。
一九九二年七月二十四日
全国原理運動被害者父母の会
日本基督教団統一原理問題全国連絡会
全国霊感商法対策弁連