ゴスペルから生まれた『ジェームズ・ブラウン』というジャンル

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◆1933年5月3日 ジェームズ・ブラウンの誕生日

ジェームズ・ブラウンはアメリカのミュージシャンで「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」とか「ファンクの帝王」と呼ばれる人物です。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」第10位」。ソウルやファンク、R&Bなどを好んだり演奏したりする人なら誰もがこの人のことを知っていると言って過言ではありません。

ジェームズの音楽のルーツは教会にありました。14歳の頃に音楽の世界に入って、最初の頃は土曜日はライブハウスで、日曜日は黒人教会で歌っていたのだそうです。のちに「ソウルとは何か?元々は教会のスラングだ。それは『生き残る』ということだ」という言葉を残しています。極貧の少年時代を過ごしたジェームズにとって、歌うことは生き残ることだったんです。

やがて、黒人教会で歌われていたゴスペルにジャズの要素を組み合わせてファンクというジャンルを確立しました。しかしジェームズ・ブラウンの音楽については「これは『ファンク』ではなく『ジェームズ・ブラウン』というジャンルだ」と言われることもあります。これはもちろん最大級の賛辞です。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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