「統一協会終息まで連帯」  日韓キリスト者が声明 元幹部が「合同結婚式」の実態語る 【再録】1992年9月5日

 日韓の教会、キリスト者で構成する日韓統一協会対策協議会は八月十八日午後、東京・西早稲田の早稲田奉仕園で記者会見を開き、統一協会(世界基督教統一神霊協会)の働きの終息まで、連帯することを決意する共同声明を発表した。

 共同声明は、八月二十五日の統一協会の集団結婚式(国際合同結婚式)を憂慮した日韓のキリスト者が、東京で三日間協議したうえで、森山諭、兪虎潜(ユ・ホチゥン)両代表名で発表されたもので、「統一協会の反社会的、反倫理的活動の実態を日韓両国民に知らせ、今後統一協会の被害を受けないために、両国間において対策のために協力を深めること」及び、「両国間の友好・親善・信類関係を損なう統一協会の働きの終息まで連帯して行動するごとを決意」している。

 同協議会に参加したのは韓国のプロテスタント教会のほとんどが加盟している韓国基督教総連合会の兪委員長ら韓国側代表と、日本基督教団や在日大韓基督教会、日本イエス・キリスト教団などの教職者が教派を超えて参加した日本側代表。

 記者会見で兪氏は、統一協会を「政治、経済、文化活動を専門に行う団体で、韓国ではキリスト教団体とも宗教団体とも認められていない」と断じ、さらに集団結婚式については、信者集めのために結婚難の韓国農村青年が日本人女性との結婚を「エサ」に勧誘されていることを紹介したうえで、「韓国人女性が生活しようとしない韓国の農村で、豊かな日本の都市の若者が耐えられるはずがない」と指摘し、「集団結婚式は反社会的、反倫理的で家庭を破壊するもの。これを何とかやめさせなければならない」と訴え、「私たちが韓国からきたのは、日本の若い女性たちが将来に憂いを残さないように日本の教会の人たちと手を取り合うためだ」と語った。

 また元統一協会中堅幹部で現在は文鲜明集団対策特别委員会委員の李大馥(リ・テボク)氏は、統一協会が集団結婚式の参加者を三万組と発表していることに言及し、「私の調査では今回の参加者は一万二千組程度で、過去十三回の集団結婚式の延べ参加者一万八千組を加えて三万組と言っているのではないか」と述べ、またその一万八千組の四〇%が離婚していること、さらに文鮮明教祖が四人以上の女性と結婚または婚外交涉を行い、少なくとも十七人の子供をもうけていることなどを明らかにして、「キリスト教ではもちろん、神の前で男女が一対一で結婚し生活するものだが、自分が再臨主だという文鮮明自身がその模範をむしろ示すべきだ。文鮮明でもそうなのだから、集団結婚をした者がどれだけ不幸になっているかは明らかだ。私もかつて経験(集団結婚しその後離婚)したが、どれだけ不幸だったかを考えると、八月二十五日の集団結婚式は耐えがたい思いだ」と語った。

 この外、日本で統一協会からの救出活動を行っている船田武雄(イエス・キリスト京都聖徒教会)、村上密(アッセンブリー七条教会)、川崎経子(日基教団谷村教会)、横溝洋三(日基教団水戸中央教会)各牧師らも報告した。

統一協会員への説得続け イエス・キリスト教団京都聖徒教会 船田武雄牧師 【再録】1988年11月19日

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