主の御名をあがめます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。MAROです。
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聖書のランダムに選ばれた章から思い浮かんだよもやま話をしようという【聖書からよもやま話】、今日は 旧約聖書、列王記第一の6章です。
列王記第一 6章18節
神殿内部の杉の板には、瓢箪模様と花模様が浮き彫りにされていて、すべては杉の板で、石は見えなかった。
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)
ひょうたんというのは日本でもとても馴染みのある植物ですし、様々なモチーフとしても用いられています。「ひょうたんから駒」なんてことわざはきっと誰もが知っているでしょうし、豊臣秀吉の旗印もひょうたんモチーフでした。そんな馴染みのあるひょうたんが、古代イスラエルでもモチーフとして使われていたというのは驚いたり嬉しかったり、なんだかワクワクした気持ちになります。
ひょうたんは元々はアフリカ原産の植物だとされていますが、食用にもなるし、薬にもなるし、水筒にもなるし・・・と、便利な植物として世界中で盛んに取引されて広まったようです。しかし、そんな世界的取引とはまだ無縁な頃の日本でもひょうたんはあったようで、縄文時代の遺跡から種が出土したりもしています。船もない時代にどうやってひょうたんがアフリカから日本に来たのか。ちょっと謎ですね。ひょうたんの種はとても丈夫で、海水に濡れても大丈夫だそうですから、アフリカから海に流されて来たのかもしれません。それとももしかしたら渡鳥が運んできたのか、それとも・・・・。うーん、ロマンを感じます。
ひょうたんは、そのツルがにょきにょきと伸びていろんなものに絡みついていくので商売繁盛の象徴とされたり、身の中にたくさん種が入っているので子孫繁栄の象徴とされたり、とにかく縁起のいい植物として知られています。悪い話はほとんど聞きません。
ソロモンが神殿にどうしてひょうたん模様を入れたのかは聖書には書いてありませんが、当時のイスラエル人にとっても商売繁盛や子孫繁栄は重要なことでしたから、日本と同じような意味で「縁起物」として扱われていたのかもしれません。
「ひょうたんから駒」ということわざはもちろんイスラエルにはないでしょうが、「思ってもみないことが起こる」という意味です。聖書を読んでいると、「これはまさにひょうたんから駒だなぁ」なんて思わされるエピソードがたくさんあります。ソロモンの父、ダビデ王の生涯なんてまさに「ひょうたんから駒」の連続です。僕も神様からの素敵な「ひょうたんから駒」に期待して生きたいものです。
それではまた明日。
主にありて。
MAROでした。
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