主の御名をあがめます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。MAROです。
今日もクリプレにおこしいただきありがとうございます。
毎回、新旧約聖書全1189章からランダムに選ばれた章を読んで、僕の心に浮かんだ事柄を、ざっくばらんに話してみようという【聖書からよもやま話】、今日は 旧約聖書、歴代誌第二の5章です。それではよろしくどうぞ。
◆歴代誌第二 5章6節
ソロモン王と、王のところに集まったイスラエルの全会衆は、箱の前で羊や牛をいけにえとして献げた。その数はあまりにも多く、数えることも調べることもできなかった。
(『聖書 新改訳2017』新日本聖書刊行会)
ソロモン王が神様のために神殿を建て、その完成をみんなで祝ったシーンです。羊や牛を数え切れないほど、そして調べることもできないほどにたくさん献げたと書いてあります。それってどれほどの量だったのでしょう。ともかく、とんでもない量だったのは確かです。
旧約聖書で定められているいけにえには大きく2種類ありまして、一つは「全焼のいけにえ」、もう一つは「和解のいけにえ」です。前者は文字通り、すべてを焼き尽くすので人々はそれを食べることができません。後者は特定の部位を焼いた後で、残った肉はみんなで食べることができます。
このシーンでどちらが行われたのかは明記してありませんが、「全焼のいけにえ」は神様に赦しを乞うときに行われるものですから、おそらくこれは神様に感謝を示す時に行う「和解のいけにえ」ではないかと思います。これには「神様と共に食事をする」という意味があります。
つまり神様と一緒の大バーベキュー大会。数えることも、調べることもできないほどの大量の肉、肉、肉・・・。当時世界で最も富んでいたソロモンがやったんですから、その肉祭りの規模はきっと史上最大、前代未聞、空前絶後です。見渡す限りの肉、肉、肉・・・。想像しただけでお腹が空いてきます。神様、特に旧約聖書の神様って、怖くて近寄り難い印象が強いですけど、こんな風に人々と一緒にバーベキューを楽しむこともあったんだなーと思うと、ちょっとほんわかした気持ちになります。
一方で、もしこれが「全焼のいけにえ」だとしたら・・・神様、そんな殺生な・・・という気持ちになります。目の前で大量の肉が焼かれているのに食べられないなんて。
いやいや、きっと一緒に食べましたよね、神様。イエス様がみんなで食事をするのが好きだったなら、父なる神様もそれが好きなはずですもの。聖書の神様は、一緒に食事をしてくれる神様なんです。「会いに行けるアイドル」も良いですが「一緒にご飯を食べてくれる神様」も良いですよね。
それではまた。
主にありて。
MAROでした。
【今日の小ネタ】
赤身の肉を、海と同じ濃度の塩水に数時間つけておくと、とても柔らかくなります。