TCU新学長に朝岡勝氏 初の理事長・学長兼任 「新時代のTCUへバトンタッチ」

東京基督教大学(=TCU、千葉県印西市)は、7月25日に開かれた臨時理事会において朝岡勝理事長・学園長を次期学長に選任したことを発表した。山口陽一学長が2023年度末での辞任を表明し6月27日臨時理事会で承認されたことに伴うもので、就任は24年4月から。理事長と学長が兼任となるのは同大では初めて。

山口氏からバトンを受け取る朝岡氏。(写真:TCUフェイスブック)

山口学長は、任期1期目(2018〜21年)に総合神学科への改組(2021年度)、新型コロナウイルス対応など難しい局面で陣頭指揮を執ってきた。任期2期目(22年〜)に入り、コロナ対応を継続しつつ、厳しい財政建て直しのための第4期中期計画(23〜27年)を策定。その道筋を整えたところで大学改革の迅速化のためリーダーシップの一元化と世代交代を願い出、臨時理事会での承認後、規程通り学長選出手続きが進められた。

次期学長に選任された朝岡理事長は、将来に向けた大学運営基盤の確立のために組織改革に着手することを表明。あわせて「Stand in the Gap 破れ口にキリストの平和を」を教育目標とした教育改革と速やかな世代交代を進めていく。なお、2022年度より兼任してきた学園長は退任し、空席となる。新体制と具体的な改革方針は11月頃に改めて発表する予定だ。

朝岡理事長が学長を兼任することで、教職員と理事会がいよいよ力を合わせて大学改革を進め、新時代のTCUを築いて行く。

■プロフィール
朝岡 勝(あさおか・まさる)
1968年生まれ。東京基督教短期大学、神戸改革派神学校卒業。日本同盟基督教団理事長。同教団市原平安教会牧師。2010年より東京キリスト教学園理事・評議員、18年より非常勤講師、21年4月より理事長、22年度より学園長を兼任。24年4月より学長に就任予定(理事長兼務)。

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