絵画、イラスト、工芸、音楽など様々なアートの「たまもの」を持ったアーティストたちのグループ展「TAMA-TEN」(主催:工房ヒラム)が3日、オンライン上で開催された。会期は31日(土)までで、オンラインショップも同時にオープンしている。
TAMA-TENは、ホームページ制作会社「工房ヒラム」が、2019年にクリスチャン・アーティストの作品を集めたサイト「たまものクラブ」を立ち上げ、その1周年記念として開催されたもの。当初は、会場を設け作品を展示する予定だったが、新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインでの開催となった。
出展作家は、AI KAWAUCHIさん(アクセサリー)、AYURIさん(アクセサリー) Emetさん(アクセサリー)、小牧ゆりさん(陶芸)、 須佐莉恵さん(染色)、 住谷加代さん(水彩)、たかみねみきこさん(水彩)、中村光美さん(油絵)、平野義愛さん(作曲・ピアノ)、峯田敏幸さん(水彩)、山花典之さん(水彩)ら求道中の人も含む11人。期間中、多種多様な「たまもの」がオンライン上に一挙公開され、18日には、平野さんのライブコンサートも行われWEBでも配信される予定だ。
この特別な展示会を記念して「TAMA-TENオリジナルみことばカードセット」が販売される。これは、出展作家が協力して制作した、彩り豊かなイラストがあしらわれた31枚のカードと、そのカードを立てる台座がセットになっている。陶芸作家の小牧ゆりさんが手がけた台座は、さまざまなテイストのインテリアに馴染むシンプルで優しい風合い。大切な人へのプレゼントにもおすすめだ。この商品の売り上げの一部は、「NPO法人 抱樸(ほうぼく)」 に寄付される予定だ。
また、「『たまもの』のおすそ分け」ということで、TAMA-TENの会期中、作家の作品を購入された人に「TAMA-TEN.onlineオリジナルボールペン」のプレゼントも用意されている。
出展作家の一人で、染色作家、イラストレーターの須佐莉恵さんは、TAMA-TENについて次のように話す。
「作家さんたちと協力して作った『みことばカードセット』はたくさんの人に手にとっていただきたい。TAMA-TENの出展者たちは、キリスト者でアーティストという共通点を持っています。こういう共通点を持った作家たちが集まって、1つのことをするという機会を与えてもらったことに感謝して、クリスチャンの方はもちろん、そうでない方にも作品を見ていただき、何か心に感じていただけたらうれしいなと思っています」
工房ヒラムの小牧由香さんは、主催者としてこのように語った。
「クリスチャン・アーティストの何気ない表現の中に、ホッとするような、包み込まれるような、他とは違う何かを感じます。その何かは『信仰』だと思っています。神様から『たまもの』が与えられた作家さんたちの作品を、より多くの人にお披露目できないかと考え、立ち上げたのが『たまものクラブ』です。その1周年記念となるTAMA-TEN.online、 私たちも初めての試みとなりますが、作品を見ていただきながら『何となくあったかいもの』を一緒に感じていただけたら幸いです」