11月9日「メッセージをもたらす者」

 天使への注目がなくなることは一度もない。.天使の逸話は、深刻なものから馬鹿げたものまで広範囲にわたって、民間宗教の中に溢れている。言い伝えを基にした天使についての憶測は、いくつものキリスト教世界の最も優れた人の考えにも現れている。代表的な例は、聖ディオニシウスやトマス・アクィナスである。しかし今、わたしたちにとって天使のイメージを最も直接で自然に示してくれるのは小説家や詩人たちである。その理由は簡単である。作家たちと天使たちは超越性を同じように、わたしたちに知らせるからである。作家たちや天使たちは、メッセージをもたらす者である。彼ら・彼女らは目に見えるものを超える事柄があるというメッセージをもたらすのである。
 

エリサベツが妊娠六か月となった時、
神は天使ガブリエルをガリラヤに遣わされた。
そこにあるナザレ村の一人の処女の所へ遣わされた。
この女性は、ダビデの家の末裔である一人の男と
婚約していた。
 ―― ルカによる福音書1章26~27節

*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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