7月17日「傾聴という真剣な仕事」

 現代の世界では、傾聴が不足している。人々は他人に聴いてもらうことに慣れていない。傾聴という仕事は、骨が折れ、真剣に取り組まなければならない働きである。そのため、皆さんがそれを避けようとしがちなのは、よく分かる。何しろ忙しいのだから。わたしの場合でも、例えば入院している方と会う時、その方の他に十数人もの人と会う約束がある。実際、約束をしたその人たちと、わたしは「会わなければならない」のだろうか。いや、わたしは約束したどの人に対しても、別に不可欠な存在というわけではない。「ただ、今、目の前にいるこの人と、わたしは一緒にいる。それだけが事実なのだ。」必要以上に多くの戸別訪問をする時、わたしたち牧師はそれを「タイムカードを押す」ように考えているところがある。つまり「きちんと謝儀を得るにふさわしく、仕事に従事して多忙なのだ」と、皆さんに納得してもらうために、そう努力するのだ。

聞き従う前に応えるのは
無礼で愚か者である。
―― 箴言18章13節
*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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