榊原寛氏逝去 、OCC顧問 ラジオ・テレビ番組でも活躍

お茶の水クリスチャン・センター(OCC、東京都千代田区)の顧問を務める榊原寛(さかきばら・ひろし)氏が24日、多系統萎縮症のため亡くなった。79歳だった。葬儀は近親者によって、28日に行われた。

榊原氏は、1941年、静岡県生まれ。1963年、東京聖書学院卒業。日本ホーリネス教団茅ヶ崎教会、東京仲良しキリスト教会など45年にわたって牧会してきた。その一方で、お茶の水クリスチャン・センター副理事長、国際開発救援財団専務理事、ワールド・ビジョン・ジャパン理事長を歴任し、2020年3月に同センター副理事長を退き、4月から顧問に就任した。

また、25年余り、ラジオ番組・テレビ番組のパーソナリティーを務め、サンフランシスコでも13年、テレビの番組をとおしてキリストの愛を語り続けてきた。全国各地の講演会にも出かけ、分かりやすく、パッションを込めた語り口は世代を超えて人気を博した。著書に『あなたを生かすもの』(1993年)、『それでも主が共に』(2006年、いずれもいのちのことば社)がある。

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