キリスト教主義大学(プロテスタント)は4月以降、2020年度に制限していた対面授業を大幅に増加し、大学の重要な役割を担うキャンパスの利用も拡充していく方向だ。緊急事態宣言解除後も、拡大する感染者数に加え、変異した新型コロナウイルスなどへの警戒感が強まるなか、遠隔授業からの切り替えが進んでいる。大学側では、三密を防ぐための感染防止を徹底するだけでなく、緊急の事態時には対面から遠隔に対応することを伝え、新型コロナウイルス感染拡大の推移を見極めながら、キャンパスに集い、さまざまな学びを安全に提供できるよう準備している。25日現在、各大学の授業形式は次のとおり。
【北海道】
▼酪農学園大学(堂地修学長、江別市)
160人以上が履修する科目は遠隔授業。それ以外の科目は対面と遠隔を併用して実施。
○2021年度授業実施方針について(3月22日)
▼北星学園大学(大坊郁夫学長、札幌市)
対面授業の実施を基本。必要性に応じて遠隔も取り入れていく。
○2021年度の授業実施方針について(3月10日)▼盛岡大学・盛岡大学短期大学部(高橋俊和学長、岩手県滝沢市)
原則、対面授業を実施。
○令和 2 年度後期授業形態について(2020年9月2日)
【東北】
▼尚絅(しょうけい)学院大学(合田隆史学長、宮城県名取市)
対面授業を実施予定だが、今後の感染状況によっては変更あり。
4月3日に予定していた入学式は延期する。
○宮城県及び仙台市の緊急事態宣言について(3月19日)
○2021年度入学式延期のご連絡(3月23日)
▼宮城学院女子大学(末光眞希学長、宮城県仙台市)
原則として対面授業とし、一部オンデマンド授業を併用するかたちで実施。
○2021年度授業実施方針について(3月24日)
▼東北学院大学(大西晴樹学長、宮城県仙台市)
前期授業の実施方法については、慎重に検討中。
○2021年度東北学院大学入学式・新入生オリエンテーション・前期授業について(3月22日)
【関東】
▼聖学院大学(清水正之学長、埼玉県上尾市)
制限レベル「3」。原則オンライン授業。キャンパスの立ち入りには予約が必要。
○新型コロナウイルス感染症への対応について(3月22日)
▼茨城キリスト教大学(東海林宏司学長、茨城県日立市)
制限レベル「1」、原則対面授業。
○2021年度授業方針について(3月17日)
▼東京基督教大学(山口陽一学長、千葉県印西市)
対面授業とハイブリッド授業を増やす。一部の科目はオンライン授業を継続するが、秋学期以降は、対面授業をメインとし、ハイブリッドに適した科目はハイブリッド授業で提供する。
当面の間、全学生の入寮は選択制とする。
○新型コロナウイルスに関する本学の対応(1月19日)
▼青山学院大学(阪本浩学長、東京都渋谷区)
7割が面接授業、3 割が遠隔(オンライン)授業の予定。
○2021年度授業実施方針について(2月22日)
▼明治学院大学(村田玲音学長、東京都港区)
対面(同時配信併用)と遠隔(オンデマンド/同時配信)に分けて授業を行う。
○春学期開始を前にして(3月22日)https://www.meijigakuin.ac.jp/news/archive/2021/liaCFdwC.html
▼立教大学(郭洋春総長、東京都豊島区)
適切性に基づき、対面またはオンラインの授業形態を決定する。
◯2021年度の授業実施方針について(2020年12月21日)
▼東京女子大学(茂里一紘学長、東京都杉並区)
制限レベル「3」、一部の授業を除いて、遠隔授業で行う。
◯2021年度前期の授業について(3月17日)
▼津田塾女子大学(高橋裕子学長、東京都小平市)
教室には教員および出席可能な学生が出席し、その他の学生はオンラインで出席する。
◯2021年度の授業実施方針について(1月29日)
▼国際基督教大学(岩切正一郎学長、東京都三鷹市)
オンライン授業と対面授業を組み合わせた「ミックス式授業」で実施。
ミックス式授業では、オンライン参加と対面参加の割合を担当教員が自由に決定できる。
◯2021年度春学期の授業形態の方針(2月24日)
▼ルーテル学院大学(石居基夫学長、同)
◯新型コロナウィルスによる感染症の対応に関する重要なお知らせ(3月20日)
▼東京神学大学(芳賀力学長、同)
制限レベル「2」、三密回避と換気可能な使用教室を選択した上で、 原則として対面授業。
◯新型コロナウイルス感染拡大防止のための活動制限指針(3月23日)
▼恵泉学園大学(大日向雅美学長、東京都多摩市)
キャンパスで可能な限り対面授業を実施する。
◯2021年度春学期授業実施方針(3月10日)
▼桜美林大学(畑山浩昭学長、東京都町田市)
対面授業を主軸とし、万が一の状況に応じてオンライン形式にするなど柔軟に対応。
◯2021年度の授業運営及びキャンパスにおける諸活動について(2020年12月14日)
▼東洋英和女学院大学(池田明史学長、神奈川県横浜市)
可能な限りの対面授業を推進し、収容上限を超える授業についてはオンデマンド開講とする。
◯2021年度授業方針について(2020年10月7日)
▼フェリス女学院大学(荒井真学長、神奈川県横浜市)
制限レベル「2」、「対面授業」を基本とし、オンラインでも参加できるようにする。
◯学長メッセージ~2021年度の授業方針について~(3月25日)
▼関東学院大学(規矩大義学長、神奈川県横浜市)
対面授業を中心に実施。感染拡大状況によっては一時的にオンライン授業を実施する。
◯2021年度の授業実施に向けて(2月8日)
【中部】
▼金城学院大学(小室尚子学長、愛知県名古屋市)
◯新型コロナウイルスに関するお知らせ ~本学の対応についてのご連絡~(3月24日)
▼名古屋学院大学(小林甲一学長、同)
対面授業とオンライン授業を隔週で交互に実施する「隔週対面授業方式」を採用する。
○2021年度春学期について(3月1日)
【関西】
▼同志社大学(松岡敬学長、京都市)
対面授業をできるだけ多く実施することを基本としつつ、ネット配信授業も併用。
○2021年度春学期の授業について(3月22日)
▼平安女学院大学短期大学部(山岡景一郎学長、大阪府高槻市)
○新型コロナウイルスによる感染症への対応について(2月5日)
▼梅花女子大学(長澤修一学長、大阪府茨木市)
◯新型コロナウイルス感染症関連(2月5日)
▼桃山学院大学(牧野丹奈子学長、大阪府和泉市)
原則対面授業とし、履修登録者が多い科目は3密回避のために遠隔授業とする。
○2021年度 学部春学期・大学院前期授業の方針について(2月3日)
▼関西学院大学(村田治学長、兵庫県西宮市)
対面授業を中心とし、一部の科目ではオンライン授業も活用。
○2021年度春学期の授業方針について(3月5日)
▼神戸女学院大学(斉藤言子学長、同)
対面授業を大幅に増加し、キャンパス利用を大幅に拡充し、大学施設を利用可能とする。
○活動基準レベルの変更について(3月22日)https://www.kobe-c.ac.jp/news/210322level
【四国】
▼松山東雲(しののめ)女子大学・松山東雲短期大学(高橋圭三学長、愛媛県松山)
対面授業を基本に進めていく。
○2021年度の授業実施について(第1報)(3月15日)
【九州・沖縄】
▼福岡女学院大学・短期大学学部(阿久戸光晴学長、福岡市)
可能な限り対面授業を拡大する。
○2021年度授業方針について(2020年12月11日)
▼西南学院大学(G・W・バークレー学長、同)
制限レベル「2」、対面授業と遠隔授業を組み合わせて実施する。
○2021年度の授業について(3月10日)
▼九州ルーテル学院大学(広渡純子学長、熊本市)
受講者数に応じて対面と遠隔の2通りの授業形態で実施。
○2021年度前期授業の実施に関するお知らせ(3月8日)
▼沖縄キリスト教学院大学・短期大学(金永秀学長、沖縄県中頭郡)
○新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ