映画「パウロ」全米公開、ルカ役に「パッション」でキリストを演じたジム・カヴィーゼル

 

映画「パウロ──キリストの使徒」(原題:Paul, Apostle of Christ)がイースターに先駆け、3月23日に全米公開された。全米映画ランキングで初登場8位、2週目が10位。日本公開は11月3日から。

「パッション」(2004年)でキリストを演じたジム・カヴィーゼル(49)が福音書記者ルカ。パウロ役にはジェームズ・フォークナー(69)。パウロに協力する夫婦で、プリスカ役はジョアンヌ・ウォーリー(53)、夫アキラはジョン・リンチ(56)が演じている。

ストーリーは次のとおり。

ローマ帝国に脅威を与えると見なされたため、パウロは投獄され、ローマ皇帝ネロに死刑を宣告されていた。ここへ至るまでにパウロは、さまざまなことを経験してきた。ある時はサウロとしてクリスチャンを執拗に迫害した。そしてその後、回心し、その時から今度はパウロ自身が迫害されるようになっていく。

獄中でパウロは、看守と福音書記者ルカと語り合う。看守は、この男がどうしてローマ帝国に甚大な影響を及ぼせたのかを知りたいと、パウロに興味を持つ。一方、忠実な世話人であるルカは、初代教会の歴史である使徒言行録を執筆していた。処刑の日に近づくにつれ、パウロは自分の罪を神が赦してくれるのか葛藤するようになる。そして、ついに神の恵みを覚え、こう告白するのだ。「罪が増したところには、恵みはなおいっそう満ちあふれました」(ローマ5:20)。

「パウロ──キリストの使徒」劇場公開ポスター

カトリック信者のジム・カヴィーゼルが、ルカ役を演じるにあたってどのような準備をしているか、インタビューにこう答えている。

「私は使徒言行録を読んで、いろいろな箇所に手がかりを見つけました。そして、私はミサに行って、このために祈りました。……ルカはパウロが語るのを見ました。その時、語っていたのはパウロでしょうか。それとも、キリストが彼を通して語っていたのでしょうか。私は後者だと信じています。そして、それが彼の人生を変えたのだと」(「ナショナル・カトリック・レジスタ」)

脚本・監督のアンドリュー・ハイアット(35)は、次のように話す。

「聖書に基づいた脚本を書くにあたって最初のステップは、いつでも聖書研究です。私たちは唯一の資料として聖書にこだわります。その後、人間的側面に向かうとき、それは自然にできます。なぜなら、私たちは聖書研究をやりきったからです。

たとえば、パウロが獄中で書いたテモテへの手紙第2の最後に、『ルカだけがわたしのところにいます』(4:11)とさりげなく出てきます。それだけで聖書的に100パーセント正確なこの美しいパレットを作り始めます。あなたは補足説明をしようとするでしょうが、そこにあるものがすべてなのです」(「ライフ・サイト・ニュース」)

 






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