ノートルダム清心女子大学(岡山市、津田葵学長)は、6月1日から、新型コロナウイルス感染症感染対策として、学生・教職員が描いた感染対策ポスターをブログで公開している。個性豊かなポスターと、ユニークな文面とイラストで感染防止の徹底を呼びかけている。
同大では、今年の1月18日〜3月8日にかけて、新型コロナウイルス感染症収束の願いを込めたポスターを学生・教職員を対象に募集。集まった中から11点を学内掲示し、2021年度の学内の感染対策強化に活用してきた。さらにコロナウイルスの感染が拡大する状況を受けて、学生・教職員一人ひとりの感染防止対策を一層強化するため、新たにブログ配信を開始した。
ポスターは、自由な形式で描かれ、それぞれが工夫を凝らしながら感染防止の心構えを伝えている。ブログでは、そのポスターにあった標語をつけ、1枚ずつ公開。ある日のブログのポスターは、マスクをせずに話している人たちの周りに、妊婦や高齢者、赤ちゃん、病に苦しむ人たちが描かれ、そこに「自分だけの問題じゃない。思いやりが命を守る感染症対策」といった標語が添えられている。
そのほかにも、「手だけじゃない 心も洗って 初心に戻れ!」といったコロナ慣れに注意するものや、「13回 このことわかる? 登校日」「すがすがしい 心で対応 清心の感染対策」など大学ならではのものもある。笑いを誘うのは、ウィズコロレンジャーといったキャラクターの登場で、コロナ禍の中暗くなりがちな気持ちをなごませてくれる。
日々のブログには、ポスター制作者のコメントと、保健センターの医師からの感想も掲載され、ポスターに込めらた思いを知ることもできる。
ノートルダム清心女子大学は、聖ジュリー・ビリアートによって1804年に設立されたナミュール・ノートルダム修道女会を設立母体とするカトリク系のミッション・スクール 。1924年、修道会のアメリカ・ウォルサム管区から岡山に派遣された6人の修道女によって始められた。現在、大学2学部6学科、大学院2研究科博士後期課程2専攻、修士・博士前期課程6専攻を設置する。