11月14日「あなたは永遠の言葉を持っておられます」

主よ、 わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。(ヨハネによる福音書6章68節)

大勢の人々が主イエスのもとに押しかけた「ガリラヤの春」は続かなかった。自分の期待と主イエスの教えの違いに気づき、また主イエスに対するユダヤ当局の風当たりが強まると、弟子たちの多くが離れ去り、もはや主イエスと共に歩まなくなった 。

今日の聖句は、主イエスが残った弟子たちに「あなたがたも離れて行きたいか」(67節)と言った時の、ペトロの答えである。主イエスは彼らを束縛しない。自分の自由な意思で従うことを求める。ペトロは「あなたにお会いする前の生活に戻ることは、私には考えられません。永遠の命の言葉を持っているのは、主よ、あなただけです」と答えた。これは自らの意思で表明したペトロの信仰告白である。

私たちもまた自分の意思で信仰を告白してバプテスマを受け、主に従った弟子である。しかし、周囲の状況が厳しくなり、教会に身を置くことがしんどいと思う時がある 。 そのような時、主イエスの教えは有益であるとか、教会の雰囲気が暖かいというだけでは信仰生活は続かない。教会に対する社会の風当たりが強くなり、 自分に犠牲が求められる状況になると、主イエスから去って行く人が多い。主イエスは私たちの弱さも知って、日々、私たちの意志による信仰の表明を求められる。
弟子とは、「わたしに従って来なさい」と招く主イエスの言葉を、日々新たに聞き、「主よ、従います」と自らの意思で表明する者である。大切なことは、 聖書を読み、祈って、主イエスへの信仰と信頼を確立することである。主は信頼して従う者の足を守り、一歩一歩、神の国に導いてくださる。

内藤淳一郎

内藤淳一郎

西南学院大学神学部卒業後、日本バプテスト連盟の教会で牧会、鹿児島大学哲学科のカトリックの神学の学びから、鹿児島ラ・サール高校でも教える。日本バプテスト連盟宣教室主事、日本バプテスト連盟常務理事を8年間務める。

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