7月19日「神は、キリストの勝利の行進に連ならせ」

神は、わたしたちをいつもキリストの勝利の行進に連ならせ、わたしたちを通じて至るところに、キリストを知るという知識の香りを漂わせてくださいます。(コリントの信徒への手紙Ⅱ 2章14節)

パウロの宣教は苦難の連続であった。しかし、その中で、神は彼に勝利を与えてくださった。今日の聖句は、この霊的な経験を皇帝の凱旋にたとえたものである。

この時代、戦争に勝利した皇帝は兵隊たちを従えてローマ市民の前を凱旋した。それと同じように、キリストが霊の戦いに勝利して凱旋する時、パウロは一兵卒として勝利の行進に加えられ、その光栄にあずかると言う。キリストに従って生きる信仰者には、罪とサタンとの戦いがある。時には苦しい戦いを強いられ、一時的に罪やサタンに負けることがある。しかし、キリストを信頼し、キリストと共に戦うなら、勝利を経験する。

勝利の喜びを表わす香りが行進から漂うように、神はキリストの勝利の行進に連なる者たちを通して、至るところにキリストの福音の香りを漂わせる。この香りは、滅びる者には死から死に至らせる香りとなり、救われる者には命から命に至らせる香りとなる。

パウロは、福音宣教の務めの重大さに、「このような務めにだれがふさわしいでしょうか」(16節)と言う。自分はふさわしいと言える者はだれもいない。むしろ、自分の言動が人々をつまずかせているのではないかと思うと、落胆する。しかし、パウロは言う、「わたしたちは、憐れみを受けた者としてこの務めをゆだねられているのですから、落胆しません」(4・1)。私たちは主の憐れみを受けた一兵卒として、主に従うのである。

内藤淳一郎

内藤淳一郎

西南学院大学神学部卒業後、日本バプテスト連盟の教会で牧会、鹿児島大学哲学科のカトリックの神学の学びから、鹿児島ラ・サール高校でも教える。日本バプテスト連盟宣教室主事、日本バプテスト連盟常務理事を8年間務める。

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