アメリカ史上、バイデン大統領とケネディ大統領だけに共通すること

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◆1917年5月29日 ケネディ大統領の誕生日

ジョン・F・ケネディは第35代アメリカ大統領で、アメリカ史上初のカトリック系大統領でした。アメリカは「WASP(ホワイト、アングロサクソン、プロテスタントの略)」の国と言われ、伝統的にプロテスタントの影響力が強い国ですから、カトリック系の候補が大統領になるのは非常に珍しいことで、ケネディの他にカトリック系で大統領になったのは現職のジョー・バイデン大統領だけです。

カトリックの強いアイルランドからの移民の子孫として生まれたケネディは幼い頃は病弱で、母ローズは教会に息子の回復を祈りに通ったりしていたそうです。13歳の時にはカトリック系の寄宿学校に入りましたが、ひどいホームシックに陥ってしまい、翌年に転校しました。

1963年の暗殺事件は世界史上に残る大事件となりました。その後に国葬が執り行われましたが、その際もワシントンDCにあるカトリックの聖マシュー大聖堂が用いられました。

ちなみに、大統領就任宣誓の時に用いる聖書はオバマさんやトランプさんはリンカーン大統領が用いたものと同じものを用いましたが、バイデンさんはバイデン家に代々伝わる聖書を用いたそうです。

それではまた。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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