「最も古い日食の記録」は『聖書』か『歴史』か。

今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。

◆紀元前585年5月28日 日食の戦い

日食の戦いは、紀元前585年にメディア王国とリディア王国の間に起こった戦いで6年も続いていたのですが、ある日、戦いの最中に日食が起こって昼間なのに真っ暗になってしまったために、両軍が戦意を喪失し和平条約を結ぶこととなったと、ヘロドトスの『歴史』に記されています。

この日食は哲学者タレスによって予言されたいたものだとする説があり、もしそうだとするならば世界で初めて予測された日食だと言うこともできます。また、歴史書に記された最も古い日食の記録だとも言われています。

Photo by Mathew Schwartz on Unsplash

しかし、旧約聖書のヨシュア記の10章には「太陽が止まった」という記述があり、これは日食のことを記したものではないかとも言われています。もしこれが日食のことを指すのであれば、これが起こったのは紀元前1207年10月30日であるという、ケンブリッジ大学の研究があり、こちらが「歴史書に記された最も古い日食の記録」だということになります。

また、新約聖書でイエス・キリストが処刑された時にも、昼の12時頃に全地が暗くなり、太陽が光を失ったという記述があり、これも日食を示しているのではないかという研究もあります。もしこれが日食だとすれば、イエス・キリストの処刑は西暦30年の4月7日か、西暦33年の4月3日のどちらかであると計算できるそうです。

ちなみに次に日本で皆既日食が観測できるのは2035年9月2日だそうです。

それではまた。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

この記事もおすすめ