宇宙飛行士は宇宙で祈ってはいけない?

おはようございます。
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◆1961年5月25日 アポロ計画が始まった日

1961年のこの日、アメリカのケネディ大統領が「10年以内に人間を月に到着させる」と宣言し、アポロ計画がスタートしました。この日から1972年にかけて、アメリカは本当に6回の月面着陸に成功しました。

1968年に打ち上げられたアポロ8号は月の軌道を10周して地球に戻ることに成功しましたが、その日はクリスマスイブだったため、飛行士たちは聖書の創世記を朗読しました。その様子は全米に中継され、当時のアメリカで最高の視聴率を記録しました。

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しかし、これについて無神論を唱えるマダリン・マーレイ・オヘイアという人が、「宇宙は公共の場であり、また宇宙飛行士は合衆国の職員、つまり公務員であり、公務員が公共の場で特定の宗教の祈りをすることは許されない」とNASAを提訴しました。裁判所は「それは私たちの裁ける管轄ではない」と訴えを退けましたが、それ以来、NASAでは宗教行為について慎重な姿勢をとるようになりました。

しかし、月面着陸に初めて成功したアポロ11号の飛行士であったオルドリンさんは、月面でこっそりキリスト教の聖餐式を執り行ったのだそうです。

 

それではまた。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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