「平民宰相」は『鬼滅の刃』の総理大臣?

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◆1856年3月15日 原敬の誕生日

原敬は第19代内閣総理大臣で、在任期間は1918年から1921年ですから大正時代の中頃で、ちょうど『鬼滅の刃』の舞台になった頃です。

原敬は17歳で洗礼を受けたクリスチャンでした。若い頃は聖職者を目指していたそうです。キリスト教に親しんだきっかけは、家が盗難にあってそれまで通っていた学校に資金難で通えなくなり、無償で学ぶことができたカトリック神学校に転校したからだそうで、盗難さえも益に変える神様のパワーと言えます。

彼は「平民宰相」と呼ばれて、国民から親しまれました。これは華族の爵位を何度も断って、平民であり続けたことからつけられたニックネームです。爵位を断り続けたのには、キリスト教の「人は神の前で皆、平等である」という思想の影響があったかもしれません。

しかし1921年11月4日、東京駅で暗殺されてしまいました。彼の死には政敵であった西園寺公望も嘆き、「原は人のためにはどうだったか知らぬが、自己のために私欲を考える男ではなかった」と評価したと言います。

それではまた明日。

 

 

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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