褒めるのは照れくさいから、まずは喜ぶことから

おはようございます。
今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。

◆1月14日 褒め言葉カードの日

褒める時に言う「いいよ!」と「114」の語呂合わせで日本褒め言葉カード協会が制定した日です。普段はなかなか照れ臭くて言えない褒め言葉を、この日を機会に言ってみよう!という日です。

イエス様が誰かを褒めるシーンで、個人的に僕の印象に残っているのはヨハネの福音書の1章で、イエス様がナタナエル(バルトロマイ)を褒めるシーンです。その褒め言葉は「あなたは真のイスラエル人です」です。

・・・ちょっと分かりにくい褒め言葉ですよね。「翻訳」すると「あなたは勤勉で誠実で・・・とにかく立派な人だね」という意味になるそうです。ナタナエルはそれまで「ナザレなんかから来た人に立派な人なんているわけがない」なんてひどいことを言ってイエス様に従おうなんて思っていなかったのですが、この一言の褒め言葉で「先生、あなたは神の子です。イスラエルの王です」と、イエス様に従いました。

褒め言葉って、他の人には分かりにくくても、その相手にさえしっかり届けば良いのだと思います。イエス様のナタナエルに対する褒め言葉は、少なくとも現代の日本人である僕たちには分かりにくい表現ですが、ナタナエル自身にはしっかりと伝わったんです。反対に言えば、他の人がどう思おうと、その相手に伝わらなければ褒めたことにならない、とも言えます。

しっかりと伝わる言葉で、感謝を伝えたいと思います。
実はなかなか難しいことですが、この聖句がヒントになるかと思いました。

いつも喜んでいなさい。
絶えず祈りなさい。
すべてのことにおいて感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。
(Iテサロニケ5:16〜18)

褒めることって、喜ぶことから始まるんだと思うんです。誰かを褒めるには、まずは自分が喜ぶこと。そしてその喜びを相手に伝えることが、感謝であり、褒めること。「褒める」と思うと照れくさいですけど「喜ぶ」なら少しハードルが下がりませんか。

喜ぶ一日、喜びをみつける一日に、したいと思います。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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