ワインで胃を大切に? 〜今日は胃腸の日〜

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12月11日 胃腸の日

「胃にいい(1211)」の語呂合わせで、2002年に制定された記念日です。年末はなんやかんやと暴飲暴食が増えがちですから、ここで一度胃腸を整えておくのも大切です。

胃腸といえば新約聖書にはパウロが弟子に対して「水ばかり飲んでないで胃の健康のためにワインを少し飲むように」と勧めている箇所があります。飲兵衛の人には「ほらみろ!聖書だってお酒を勧めているんだ!」と喜ばしく思える箇所かもしれません。

確かに適度な飲酒は血行を良くするとか言いますし、昔から「酒は百薬の長」とも言いますけど、聖書でこう書いてあるのはもう少し事情が違うようで、当時は単純に水が汚かったんですね。今みたいに水道とかないですから。水を飲むよりもワインを飲む方が衛生的だったんです。それに、当時のワインは今よりもアルコール度数が低くて、せいぜい5%くらいだったみたいですよ。現代社会で「聖書に書いてあるから胃の健康のため」とワインを飲んでもアルコールが強すぎてむしろ胃を壊す結果にもなりかねません。素直に胃薬を飲んだ方がいいです。この「胃腸の日」を制定したのも日本大衆薬工業協会さんですから。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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