ハイチで米宣教師ら17人誘拐 ギャング団の犯行を指摘

ハイチの首都ポルトープランスで16日、米国のキリスト教宣教師と家族ら計17人がギャング団に誘拐された。所属先のキリスト教支援団体は17日に声明を発表し、誘拐されたのは米国人16人とカナダ人1人と明らかにした。米ニューヨーク・タイムズ紙などが報じた。

内訳は男性5人、女性7人、子ども5人。宣教師らは児童養護施設を訪問した後、バスで空港に向かっている途中で誘拐されたとみられる。宣教師らはオハイオ州ミラーズバーグを拠点とするキリスト教援助団体「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」に所属。同団体は、一団がどこに連れ去られたかについてなど情報はないと説明している。

治安問題の専門家らは、ハイチのギャング「400マオゾ」による犯行だと指摘。4月に同じく首都近郊で発生したフランス人を含む神父と修道女の一団の誘拐事件への関与も疑われている。

ハイチでは、ギャングによる暴力や誘拐が多発し治安悪化が進んでいる。政情も不安定で、7月にはモイーズ大統領(53)が自宅で暗殺され、後任を決める大統領選は無期限に延期されている状態だ。8月にはマグニチュード(M)7・2の地震で2000人以上が死亡。政治情勢の混乱と治安の悪化を受け、米国などをめざすハイチ出身の移民が急増している。

 

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