全米公開と同時に大きな話題を呼び、オープニン興収第2位を記録した「ダビデ 王になった少年」が11月6日からTOHOシネマズ日比谷ほかで全国ロードショー公開される。旧約聖書「サムエル記」をベースにダビデ王の少年時代を描いたミュージカル・アニメーション映画。3千年の時代を超えて語り継がれる歴史物語がこの冬、美麗な3DCG映像で現代に甦(よみがえ)る。
「愛された人」を意味する名を持つダビデ。同作が描くのは、家族の中で末っ子で軽視されがちな少年ダビデが、預言者サムエルによって密かに“将来の王”として選ばれ、羊飼いの少年から伝説の王として成長していく姿だ。数々の試練に立ち向かいながらも、ダビデの力となるのは信仰――「たとえ死の陰の谷を歩むとも 私は災いを恐れない。あなたは私と共におられ あなたの鞭と杖が私を慰(なぐさ)める」(詩篇23:4、聖書協会共同訳)の御言葉がダビデの勇気を支える。

ダビデ © 2025 2521 Entertainment LLC
巨人ゴリアト(ゴリヤテ)との戦い、サウル王からの執拗な迫害、ヨナタンとの友情、家族との絆など聖書のエピソードを忠実になぞった同作だが、圧倒的なスケールと圧巻の映像はまるでアトラクションに飛び込んだような興奮と感動を届けてくれる。聖書に詳しい人はもちろん、聖書に馴染みのない人も始めから終わりまで楽しめる内容となっている。
また、映像だけでなく音楽にも注目だ。ミュージカル映画の傑作『グレイテスト・ショーマン』(2017年)の作曲家ジョセフ・トラバネーゼによる思わず口ずさみたくなるミュージカルナンバーの数々が、この冒険物語を鮮やかに彩る。中東出身の卓越したミュージシャン、ヤロン・チェルニアックとコラボレーションしたことで、その地域ならではの本物の風合いが吹き込まれているというのも魅力のひとつ。

ダビデ © 2025 2521 Entertainment LLC
監督のフィル・カニンガムが同作を構想したのは30年前。アフリカの自然の中ですべての創造主であり芸術家である方へと心奪われたカニンガム監督は、冒険、興奮、音楽、友情、そして優しさ、広大さ、そして誠実さに満ちている「神の心にかなう人・ダビデ」に深く心打たれ、「いつか、世界の人々にインスピレーションを与え、信じられないほど楽しくて刺激的なダビデの物語を語ろうと決意した」という。
聖書にも記されているようにダビデは決して完璧な人物ではない。神にそむくような数々の過ちを犯している。それでも神から離れることなく、その声に従い、心を尽くして生きてきた偉大な英雄であることに間違いない。信仰があれば並はずれたことも可能であること、失敗が信仰の妨げになることはないことを信じているそんなダビデの物語だからこそ、観客が共感し、そこからインスピレショーンを得られるのではないかとカニンガム監督は話す。

ダビデ © 2025 2521 Entertainment LLC
カニンガム監督が30年の構想を経て、世界32カ国、400人以上のスタッフが集結し完成させた同作。ハリウッドのトップクリエイターたちが創り出した3DCG映像と心躍る音楽と共に描く壮大なダビデの物語を、ぜひ劇場の大きな画面で観てほしい。
2025年製作/109分/G/南アフリカ・アメリカ合作
原題または英題:David
配給:ハーク
劇場公開日:2026年11月6日

