12月13日「注解書」

 わたしはある人々が小説を読むように最初から最後まで一ページも飛ばすことなく注解書を読んでいる。注解書は筋道や登場人物の展開について迫力がないが、言葉や構成に対する献身的な気配りはわたしに注解書を先に読み続けさせる。筋道と登場人物 ―― 救いの筋道と救い主の人物像は ―― 注解書のいたるところに暗示されている。数百ページに及ぶ程の進捗状況が書き残されていなくても、彼らの存在を執拗に力説している。何世紀にもわたる博学な男女の知的な講話を引き出すこのような古代の名詞や動詞の力は、わたしにとっては大きな驚きであり続けている。
 

「アポロ」は聖書からメシアは本当にイエスであると説得力のある証拠で明らかにする時に、ユダヤ人との公の討論において特別に有能であった。
―― 使徒言行録18章28節

*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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