株式会社キリスト新聞社は3月22日、昨年末に応募を締め切った第3回「聖書ラノベ新人賞」の選考結果を発表した。
【受賞作品】
◆大 賞 該当作なし
◆準大賞 『いのちのパン屋さん』 地野千塩
https://novel.daysneo.com/works/f2ca979ee9ae886d6e5af2500d367464.html
◆佳 作
『ガリラヤの風―個々の奇妙な証言―』 王宮ヤモリ
https://novel.daysneo.com/works/48c915d43c955c4782a01ca8f9492507.html
『川崎ホーリーブラザーフッド』 都倉
https://novel.daysneo.com/works/8d92a77eb3d58706783c32c14b1cb5c7.html
【全体講評】
「聖書エッセイコンテスト」との同時開催ということで、これまで「ラノベ」はハードルが高いと思いながらも「エッセイなら……」と初めてチャレンジしてくださった方々も多かったのではないでしょうか。結果的に前回、前々回に比べてライトノベルの応募数は減りましたが、変わらず異なる趣向の多彩な作品が寄せられました。なかには小説(読み物)としての完成度は高いものの、「聖書ラノベ」かという基準に照らして残念ながら選外にせざるを得なかった作品もありました。
いずれの作品も粗削りで、まだまだ課題や「のびしろ」が残されていることを前提に、これから磨き甲斐のある原石として光を放つ3作を選ばせていただきました。以下、選評委員の先生方のコメントも参考に、さらにブラッシュアップしていただければ幸いです。
賞を盛り上げていただいた多くの関係者の皆様、応募者の皆様に改めて感謝申し上げます。ぜひ、また趣向を凝らした企画を開催できればと願っております!
【選評委員コメント】
◆至道流星(作家、会社経営者)
もう3回目の開催となり、
しかも今回は、
今回の受賞作は3作品とも完結作ではなく、
3作品のなかで1作、今回惜しくも準大賞となった「
一方で銃価の設定は説得力に欠けるとも感じました。
いずれにせよ今回の3作品については、
◆架神恭介(作家・ライター・ゲームデザイナー)
「いのちのパン屋さん」
天使の営業するパン屋と、
「ガリラヤの風」
やりたいことは分かるが、エンタメ性がいまいち低い。おそらくは、
「川崎ホーリーブラッド」
元が漫画作品なだけあって主人公キャラの作り方や期待感の持たせ