今日7月4日はアメリカ独立記念日(Independence Day)です。1776年のこの日、英国からの自由と独立を宣言し、アメリカ合衆国が誕生しました。
独立100周年を祝ってフランスから贈られたのが、ニューヨーク港の入り口にある「自由の女神」像です。映画「猿の惑星」のラストシーンやテレビ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」のオープニングで登場するように、これは米国のシンボルであるとともに、「ゴッドファーザー PART II」などでも描かれているように移民にとって新天地の象徴です。
1984年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。正式名称は「世界を照らす自由」(Liberty Enlightening the World)。右手にはたいまつを高く掲げ、左手には「JULY Ⅳ MDCCLXXVI」(7月4日1776年、Mが1000、Dが500、Cが100、Lが50を意味します)と記されたタブレットを持っています(聖書ではありません)。
2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件後は安全のため、同展望台は閉鎖されていましたが、09年7月4日、独立記念日に合わせて約8年ぶりに一般公開が再開されました。
聖書にも「自由の女」が登場します。ガラテヤ書で、イシュマエルを産んだ女奴隷ハガルと、イサクを産んだ「自由の女」サラのエピソードを引きながら、「これには別の意味があります。二人の女は二つの契約を表しています」(4:24)として、旧約と新約が対比されます。
天のエルサレムは自由な身の女(「自由の女」口語、新改訳)であり、私たちの母です。(26節)