5月12日、教皇フランシスコは昨年10月以来、約半年ぶりに対面で一般謁見を行った。
AFP通信によると、謁見に参加した約300名はすべてマスクを着用。バチカンの聖ダマソの中庭(コルティーレ・ディ・サン・ダマソ)で、教皇は赤ちゃんにキスをしたり、本にサインをしたり、信者にもらった帽子をかぶるなど、信者らと直接ふれあい、喜びをあらわにしていたという。
一般謁見は毎週水曜日に行われていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて昨年3月より中止し、バチカン宮殿内からビデオ中継を行っていた。
教皇は間隔を空けて着席した信者らに対し、「この対面形式を再開できてうれしい。カメラに向かい、何もないところで話すのは気分の良いものではないから」と語った。教皇は、新型コロナウイルスのワクチン接種を済ませている。(CJC)