キリスト教界のスーパー音楽プロデューサーは、世界最古のゴスペルミュージシャン?

おはようございます。
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◆1707年12月18日 チャールズ・ウェスレーの誕生日

チャールズ・ウェスレーは、「メソジストの創始者」として有名なジョン・ウェスレーの弟で、兄と共にメソジスト運動を指導した人です。著述と説教に力を発揮した兄に対して、弟チャールズは讃美歌の分野で大いに力を発揮しました。彼が生涯に手がけた讃美歌は作詞・作曲・編曲を合わせると何千にも及ぶそうです。クインシー・ジョーンズも、スティービー・ワンダーも小室哲哉もびっくりです。まさにスーパー・プロデューサー!!
しかも現在も多くの曲が教会で歌われ続けています。自分の作った曲が300年も愛され続けるなんて、ミュージシャン冥利につきますよね。憧れます。

(c) John Wesleys House & The Museum of Methodism; Supplied by The Public Catalogue Foundation

その功績を称えて、1995年にはゴスペル・ミュージック・アソシエーションから「ゴスペルの殿堂」にその名が加えられました。「ゴスペルの祖」として認められたということで、つまりチャールズさんは「世界最古のゴスペル・ミュージシャン」だと言えます。

40歳の時に、17歳年下の女性と結婚しました。ミュージシャンって大きく歳の離れた奥さんをもらう方が少なくないですよね。この点、チャールズさんも大いにミュージシャンらしさを発揮しています。そして8人の子どもを残しましたが、そのうち二人もまた、ミュージシャンとして活躍しました。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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