今日7月8日は、戦国時代のポルトガル宣教師、ルイス・フロイスの誕生日です。日本におけるイエズス会の活動の記録を残すことに精魂を傾け、戦国時代研究の貴重な資料となる『日本史』を記したことでも知られています。
1532年にリスポンで生まれ、16歳でイエズス会に入会、31歳の時に長崎の港に上陸し、日本初のキリシタン大名・大村純忠のもとで布教活動を開始。織田信長や、豊臣秀吉とも会見し、キリスト教宣教の発展と衰退を目の当たりにしました。1592年に、天正遣欧少年使節派遣を計画・実施したアレッサンドロ・ヴァリニャーノとともにマカオに渡りますが、その後再来日し、1597年に大村領長崎のコレジオにて帰天します。『二十六聖人の殉教記録』が絶筆となりました。
戦国時代を背景にしたNHKの大河ドラマには欠かせない人物で、これまでに『黄金の日日』(1978年)、『信長 KING OF ZIPANGU』(1992年)、『江~姫たちの戦国~』(2011年)、『軍師官兵衛』(2014年)などに登場しています。